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The Handyのfunscriptの入手から作成までざっと解説

本記事では、ノルウェー発のピストン型電動オナホール「The Handy」について、funscript周りに焦点を当てて情報をまとめていきたいと思う。解説記事というよりは散らばっている情報を日本人向けに集約する意味合いが強い。特に電動オナホールに初めて出会った人(私のこと)だと、funscriptって何ぞや?となってしまうので、funscript辺りに焦点を当てて解説を進めていきたい。

注: 本来このサイトは、淫語に特化したAVを紹介するサイトとして運営しているのだが (更新を久しくしていないが)、このウェブサイト以外はリアルの知人に運営していることを知られている。そのため、誰にも知られず、どぎついアダルトを発信しても良いこのサイトに調べたことを掲載することにした。日本語のネットに出ている情報が大分限られていたために、調べるのが大変だった。後続に向けて道を少しでも整備出来ていることを祈る。

購入したきっかけ

ある日、例の伝説のオナホールの朗方の年間ランキングを見ていたとき、ふと、電動オナホールを購入したら面白そうだと思った。日本で電動オナホールといえば、国産の「A10ピストンSA」「A10ピストンBASIC」「A10サイクロンSA+」などA10シリーズが有名だと思う。元々はこれのどれかから購入を考えていたのだが、せっかく電動オナホを購入するんだったら、横回転よりもピストン型が良いなと思った。しかし、A10ピストンSAに関する記事を読んでいると、流石にデカい… 2Lの水が満タンになったペットボトルよりもサイズが大きく重いとのこと。電動オナホのサイズ比較の写真を見た時に、流石にゲンナリしてしまった。

そんなときに、オナ王さんの電動オナホ―ルのおすすめ記事2024年版を見ていると、The Handy, Fleshlight, Keon, Loobなど海外製の電動オナホールがたくさんあることを知った。その中から、以下の項目を検討した結果、the Handyが一番良さそうということになった。

・サイズと重量: The Handyは500mLのペットボトル程度のサイズと重量。
・動画との同期: A10サイクロンのように日本のアダルトメーカーとのコラボは無いものの、有志によるfunscriptの作成が活発 (後述)。
・動きの滑らかさ: Loobに比べてThe Handyの方が良い(らしい)。
・値段: どうせ3万円前後払うなら良いものを買いたい。あんまり値段は気にしていない。

オナ王さんのページではLoobはAIによる解析によって動きが付けられる機能が加えられているが、The HandyでもMotion capture機能は出てきているし、最低限度のスクリプトの有無に関しては優劣はないと考えた。かつ、The HandyはIVDBというfunscript (電動オナホの動きを指定するファイル)が存在する動画だけを有名アダルトサイト (pornhub, Xvideos)から表示するという野心的な、かつ、かなり正当性を問われそうなプラットフォームを作成している。

他の記事でも述べられているように、The Handyだと日本の長編AVなどに対するfunscriptは数は限られてしまうため、その点ではA10サイクロンに劣ってしまっているが、正直、A10サイクロンのfunscriptからの流用は比較的簡単だと思われるので大手アダルトサイトが対応し始めるのも時間の問題との見込み。

The Handyとはどんなものか

The Handyの見た目やスペックに関しては、他サイトを参照してください。また、The Handy購入後のWifiやBluetoothとの同期の設定に関しても他サイトを参照してください。時間があったら付け足します。

The Handyの動きと限界に関しては、以下のサイトが非常に分かりやすい (Slow strokes, Fast Strokesあたり)。なんだったらThe HandyよりFUNSR1の方が随分良さそうに見えるけど、FUNSR1は小さい会社が趣味で販売しているもので、サイトでも初心者はサポートや情報量の観点からThe Handyをお勧めされていた。FUNSR1を購入するなら自分である程度のDIYが出来る必要があるだろう。

動画はリンク先にありるが、上の写真の左側がFUNSR1という3Dプリンターを用いたDIY勢が作成した商品で、右がThe handy。オナホをセットした状態とフリーな状態で動きを比較している。上の点と線が移り変わっていく画面が電動オナホの動きを指示していて、この元ファイルがfunscriptと呼ばれる。scriptと呼ばれると難しそうだが、funscriptの中身は本当に単純で、どの時刻でどのポジションに居るかを記しただけのファイル。csvで表示すると以下のようになっており、プログラムで扱いやすいようjson形式に変換したものがfunscript (拡張子がfunscript)になっている。1列目がミリ秒(ms)で示した時刻、2列目が各時刻で0~100の間での位置指定が入っている。

動画の中だと、The Handyの動きの滑らかさや遅い動きに少し問題があるようにみえるが、他の廉価版の電動オナホはもっと質が悪いはず。The Handy自体がかなり評価されている方という点に留意。ただそれ以上にFUNSR1が強いという話。

余談だが、もし、労力を惜しまず最高の電動オナホの購入を検討したい場合は、OSR2やSR6などの多軸電動オナホを検討してみると良いかもしれない。ただし、日本での情報は皆無だし、scriptで多軸が用意されているエロ動画の数はグッと少なくなるが… 以下の動画は将来の発展の方向性を存分に感じさせてくれる。

エロ動画とFunscriptのセットはどこにあるのだ

さて、多くの人はテクニカルなことはどうでも良いだろう。とりあえず、さっさとヤりたいことは “The Handyを存分に楽しみたい” だと推察する。以下に私が把握している楽しみ方を4つ列挙する。

その1。プリミティブな方法だが、自分でThe Handyのボタンをポチポチしながらペースを変える。(それじゃオナホと大して変わらないだろう… その通りです、でも一番技術的に事故はないです。)
その2。Random Strokerを使う。2024年のタイミングでRandom Strokeを実施させる機能がHeandyfeeling.com に追加された。同期してないけど、自分の手からは脱却可能、かつ、動きがある。

その3。Handyfeeling.comのLocal Video Playerを用いて、funscriptを使いエロ動画と同期することでThe Handyを楽しむ。ここで注意が必要なのは、”ローカルのPCに存在するmp4などの動画ファイル”とfunscript (拡張子はfunscript/csvどちらでも良い)の2点が必要になるということだ。

さて、第一の関門は動画ファイルの用意。ここは、己の倫理観と照らし合わせて自分で責任を持って動くこと。(ちなみに後述するEroScriptというサイトはこの点において大分怪しい行動が多発している。)

第二の関門はfunscriptを見つけてくること。正直、日本語で存在するものはかなり少ないという印象… Fantiaでfunscriptを作成している人は何人かいるが、二次元エロ動画や3Dアニメーションをメインとしている人が多く、かつ、単純に絶対量が少ない。そのため、英語で探す必要がある。

英語のfunscriptが眠っている場所は、EroScripts というサイトだ。Discourseというプログラミング界隈で流行っているプラットフォームを用いており、参加するだけなら無料で登録できる。参加すると、Categoriesの中にFree Scripts/Paid Scriptsがあるのでひたすら漁る。もしくは、tagsからお気に入りのプレイを探す。日本人のものを探したければ、”jav” や “jav-vr”という単語で検索すると効率的だ。EroScriptsがThe Handy関係の情報の発信源になっている気がするのでこのサイトを丁寧に漁るのが一番の近道。 

※追記: 次のだんスクリプトさんのページでThe Handyで用いれるスクリプトがまとめられていた、Handy, だんスクリプト。以下2つのサイトでのファイルはサイクロン系の横回転用のスクリプトのためHandyに対応していない点に注意、A10サイクロンSAのcsv倉庫, A10SAとUFOSAのcsv置き場
※追記: 次の記事をみるとアダルトフェスタのfunscriptをThe Handyで利用出来るのかも? 確認はしてないです。雑記 アダルトフェスタのタイムシートについて

その4。IVDBのサイトには、動画とfunscriptがセットで存在するものを見れるのでこちらの中からお気に入りの動画を探す。ただし、こちらのサイトだとfunscriptを直接ダウンロードするわけではなく、tokenしか渡されないので元のfunscriptを自分好みにいじれないという弱点はある。

管理人が見つけたおすすめを共有してくれ…

その3でEroScriptsのサイトにscriptが存在することは分かったけど、英語分からないし、探すのが面倒くさいという人向けに、僕が見つけたおすすめの作品を紹介していく、いこうと思ったのだが法律調べていたら怪しかったので紹介するのを辞めました。すいません、やっぱりご自分で良い感じに頑張ってください。

注: アダルト動画あるあるだが、元動画の消失は頻繁に起こるのでご承知を。
追記: 紹介するほとんどの動画が無修正になるために、リンクを貼がしました。申し訳ありません。

洋物AVのおすすめ

追記: 無修正作品が多いため、紹介するのを辞めました。

良い動画への辿り着き方は、Free Scriptのカテゴリーに行き、viewが多いものを探すのが一手。他にも、大会が開催されていたりする (WINNERと調べれば出てくる)。

上のVideo linkから元動画にアクセス。Handyfeelingで再生する場合は元動画をダウンロードする必要かある点に注意。Scriptの部分からfunscriptを入手する。

EroScriptの中でfunscriptの作成が上手い人は、Huskyという方だ。名前で検索していくつか作品を見てみると良い。

日本のAVのおすすめ

追記: 違法アップロードが多いのでこちらも削除。javやjav-vrで検索か女優名から探してください。Scriptは有料で販売されていたりするのでお気を付けを。

それか、正規?の方法だとアダルトフェスタを活用するのも一つの手です。

エロゲーム/3Dアニメーション

このサイトには実に多くの二次元エロ動画 (hentai)や3Dアニメーション, エロアニメが挙げられており、アダルトにコアなユーザーが集まっていることが良く分かる。

追記: こちらも削除。tifa, atelier, sistersとかで検索するといいかもしれません。

一応、ASMRも存在するが、需要は少ないよう。(そりゃ単語聞き取れない人たちがメインのサイトで音だけの作品なんて需要ないか…) 個人的にはカウントダウンものなど、耐久系の音声作品への電動オナホの相性は非常に良いと思うし、自分でも作りたいとは思っているところ。

3D/VRエロゲーム

EroScriptsではないが、3Dエロゲームとの連動方法を記している/対象作品が並べられているサイトがある。カスタムオーダーメイド、ハニカム、サマバケなど有名な会社の3Dエロゲームを利用出来るし、VRと連動させると更に楽しむことが出来る。

日本人の有志の人が作成したLoveMachineという3D世界の動きをモーションキャプチャーするソフトをMODで導入して連動させる。このプログラムはButtplug.ioプロジェクトをベースに作成されているようだ。

Funscriptを自作したい!

さてエロ動画と同期したThe Handyを体験出来たら、上がっているfunscriptの少なさがネックになっていることが良く分かるだろう!じゃあ、自分で作ろうという段階になる。

途中で述べたようにfunscriptの構造自体は極めて単純で、ようはタイミングごとに電動オナホの位置を決めていけば良い。そのために必要なのは編集ツールの使い方とThe Handyに関する基本的な知識だ。

funscript制作やその他のまとめサイトとして良かったのはこちらのGitHubのrepositoryだ。まだ、funscriptの作成に関してはbest practiceが固まってないので、もうちょっと勉強が進んだら別で記事を書くかもしれません。

編集ツールに関して

幾つかあるようだが、私が使ってみたツールを3つ紹介する。

  1. Handy Simple Scripter

サイトの?マークのところから、Tutorial videoがあるので(英語)、まずはこちらを見てしまう方が手っ取り早い。

こちらのサイトは主にfunscriptからcsvに変換するときと、クイックで動画とfunscriptがどう連動しているか確認する際に用いた。本格的な編集を行うならば、次に述べるOpenFunscripterの方が断然良い。

2. OpenFunscripter (OFS)

OFSに関しては、日本語で使い方の記事を書いている人がいるためその人の記事をフォローするのが手っ取り早い。現在ver3が公開されているがChapter/Bookmark機能が完全に壊れていた。色々試した結果、バグはあるもののBookmark機能が使えるOFS2.0を使用する方がおすすめ。

OpenFunScripterのインストールと日本語化、エクステンション
OpenFunScripter使い方 

EroScripts内にIntroは動画で解説されており、非常に分かりやすかったためここで紹介しておく (追記: 無修正動画が入っているためリンクは剝がしました。”video tutorial”などで出てくるかも。)。こちらもHustyという方が作った動画。実際に作成していくなら一見の価値あり。特に最後の方は細やかなテクニックにまで言及してくれる。

3. Funscript.io

こちらは完全にfunscriptのheatmap作成用。こんな感じのカッコいいheatmapを出力してくれる。

The Handyの基礎知識

簡単にだが、覚えておいた方が良い基礎知識。

  • The handyの稼動幅は公式では11cmと言われている。Handy Simple Scriptorベースだと9.6cmになっていた。
  • Handy用のfunscriptにおいて、ポジションを示す数値は0~100を取るが、0から10, 0から20, …, 0から100への移動を1秒で行うscriptを作成して画面上での秒速を確認すると、0から10だと10mm/sec, 0から100だと960mm/secになっていた。ようするに、The Handyにおいて1ポイントは1mmに相当すると覚えておけば良さそう。
  • Handy の動きの速度には上限と下限が存在し、32 ~ 400mm/secと言われている。

ここで最初に紹介した動画を再度掲載する。この動画を見るとなんとなく速度感が掴めるのではないかと思う。そして、最大速度よりも最低速度の方が問題になるということが分かるのではないだろうか? 32 mm/secは結構早いぞ…?

FUNSR1 In Action: Beats the Handy? EroScripts

例えば、スローオナニーを行っている動画でfunscriptを作成しようとする。動画の中では度々、32mm/secよりも遅い動きが登場しているため、どうこの遅い部分を解消するかが問題になってくる。

女性のスローオナニーの動画のfunscriptを作成したkineticsという方は、Howto categoryの中でslow showにおいてどのようにfunscriptを作成すれば良いかに関するhowto記事を作成している (“Slow Show”などで検索)。32mm/secを下回らないようにするために、あえて動かしてしまう、途中で0スピードにする、振動的な動きを入れ込むなどの案が出ている。要検討部分。

最後に良いfunscriptを作るために気を付けたいことが一つある。先に紹介したEditorのtutorialなどでは無造作に上下に点を打っているが、現実の手コキ/フェラ/ピストン運動は単調な全く同じな速度で動いてはいない。そのため、”ease in & out”と呼ばれる入りと終わりはゆっくりで途中が早くなる動作が生まれるのだが、the Handyでこの動きを再現するには中間点で上手く点を打つ必要がある。滑らかな動きに関する議論は以下のページで様々なやり取りがされている。

・ On Script Interpolation / Curved Strokes 

3Dアニメーションと現実のAVのfunscriptを比較すると圧倒的に現実のAVの方が動きが複雑かつランダムでfunscriptも画面に合わせようとすると複雑性が増してくる。動画を見ながら一軸のfunscriptを作成していると、多軸の動きでないと表現出来ない動きが多数登場してきて頭を悩ませる。人体の動きは全く単純じゃないということですね。

カバーしていないトピックに関して

以下の内容に関しては、まだ調べる/試行錯誤していく必要があると思っている。

・上手いfunscriptを見分ける識別眼を鍛える。
・OpenFunscripterによる制作方法。モーションキャプチャーやリアルなムーブの再現方法。
・日本の作品のfunscriptの保管場所 (誰か大量にまとめている人がいそう…?)や外国の他のfunscriptの保管場所に関して。
・OSR2/SR6/SSR1などの多軸の電動オナホについて、かつ、その開発方法。
・The Handyの固定方法やベストな体験の方法。どんなオナホールが良いかなど。
・他の電動オナホとの比較。

以上。

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